太閤秀吉が愛した炭酸せんべい~愛菓子案内人 VOL021
今回の『愛菓子案内人』は、“炭酸せんべい”のお話です。
“炭酸せんべい”という言葉は、関東の方にはなじみが薄いのではないかなと思います。関西では有馬温泉のお土産として有名です。
米菓ではなく、小麦粉が原料なんですが型で押して焼くのでせんべいと呼ばれています。
直径10センチくらいの薄いせんべいなのですが、重曹を加えて焼くからシュワシュワする、
これが“炭酸せんべい”の由来なんです。
有馬温泉、宝塚温泉土産の定番、赤ちゃんから高齢者までどの年代の方からも好まれる炭酸せんべい。
小麦粉、砂糖、食塩少々に重曹と温泉の炭酸泉水を加えて、温泉の味を楽しむお菓子として関西では知らない人はいないように思います。
各地の温泉地でも同様のものがあり、
群馬県の磯部温泉では磯部せんべい、愛媛県の道後温泉の温泉煎餅、三重県の榊原温泉の七栗せんべい、長崎県の雲仙温泉では湯せんぺい、海外でもチェコのカルルスバードの温泉でカルルス煎餅(Lázeňská oplatka)などなど、地域の温泉ならではのお菓子として定着しています。
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