天津甘栗とはなんぞや~愛菓子案内人 VOL010
今回の『愛菓子案内人』は、天津甘栗の話です。
ホクホクとした食感と、栗本来の自然の甘みで長年人気の商品。
硬い皮を自分で剥く焼き栗は、皮がクルリと剥けるのと剥けないのがあったり、手が黒くなってしまうのが難点ですが、現在は皮を剥いてあってそのまま食べれるものが主流になってきました。
天津甘栗の名前はよく知っていて、「中国の天津が産地だからじゃないの?」と思われている方が大半だと思いますが、実はそうではありません。
ものすごく大量の天津甘栗を製造するメーカーさん、どうやって皮を剥いているのか、どんな保存方法をしているのか、謎は深まります。
これは中国の剥き栗であります。産地は北京のあたり。
大体日本で言ったら秋田県くらいの緯度です。
それ位の緯度の北京から北もしくは東の山東省という所で採れます。秋にイガイガになったときに収穫してイガを取ります。
これを炒った後、機械じゃなくて手で剥きます。
中国の女の人が700人くらいダァーと並んでいる所で全部手で剥いていきます。で、今度は一旦冷凍していきます。
-20℃位で冷凍したやつを保存しておいて、少しずつ小出しにし、100℃で一回、110℃で一回、120℃で一回の三回煮沸しますので安心して食べられます。
剥き栗食べたら甘いでしょ?
これは栗本来の持つ甘さだけなので、砂糖とか水あめとか一切添加しておりません。
本当の自然の甘みが出ている剥き栗であります。天津甘栗とはなんぞや。
獲れるところは山東省でしたけど、山西省って所でも採れます。
天津港から日本に向いて出ているので天津甘栗という名前です。
優しい味わいが人気の天津甘栗。
中華街やお祭りの夜店で小石と一緒にぐるぐると回って炒られているのを見るとついつい買ってしまいますが、皮が剥かれているのは食べやすいので、食べだすと止まらなくなりますよね。
表面に水あめなどをまぶしているものもありますが、こちらの商品は人工的な甘みを一切加えていないので、小さなお子さんでも安心して食べることができ、性別や年齢を問わず、どなたにも愛されている商品です。
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