長崎カステラは地域ブランドに登録されました~愛菓子案内人 VOL013
今回の『愛菓子案内人』は、“長崎カステラ”のお話です。有名な“長崎カステラ”はどのように作られているのでしょうか?
“長崎カステラ”の作り方には2つの方法があります。まず1つ目は、ベルトコンベヤーごと焼くというもの。
木枠に小麦粉と卵などの原料液を注ぎいれ、ベルトコンベヤーに載せた状態で焼いていきます。
これは、常に外気にさらされているので水分が飛びます。一方、パンを焼くようにオーブンに入れて焼くというのがもう1つの方法です。
これだとしっとり感が高くなります。有名なカステラメーカーの福砂屋さんのカステラはハイレベルできめが細かいです。
また、底にザラメが敷いてあるので重みも出てずっしりしているのが特徴です。これまでは長崎で作られてなくても、“長崎カステラ”は市場に出回っていましたが、今年から地域ブランドとして登録されたので、これからは長崎で作ったカステラでないと“長崎カステラ”とはいえないことになるかもしれません。
高級なお菓子の代表格「カステラ」。
300~500円台のカットものから、一本2千円以上の高級品までさまざまありますが、安くてもしっとりとしておいしいものもあり、高くてもそれほど・・というものも少なくありません。
「長崎カステラ」の地域団体商標登録は、地域名産品の品質を守ることでブランド価値の向上を図る好事例としてマスコミなどでも話題になりました。
「長崎カステラ」と言えるのは長崎県菓子工業組合に認証登録されたものだけになり、認証制度に合格したメーカーには認証ポスターや商品に貼るシールを配布して、ニセモノ防止を進めているとのことです。
品質が一定以上でないと認証されず、「長崎カステラ」の名前を使ってはいけないということですので、購入する側も安心して選びやすくなりました。
長崎カステラの他にも「京あられ」「草加せんべい」「小城ようかん」などが登録され、地域ブランド化はどんどん進んでいます。
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